うるうびょう
お肌,潤ってますか?
お財布,潤ってますか?
時間,閏ってます。
今年2009年は,通常の1年より若干多めの,なんと!31,556,927秒あるのです!
(通常の1年が何秒あるかは各自計算のこと。)
そんな1年の始まりに,NTTが大変なことをやってくれてます。
2009 January 1st [Thursday] 08:59:60
NTTの無難な対応

NTT東日本・西日本 時報サービスのうるう秒対応
まず,以下にNTT東日本・西日本のニュースリリースより転載です
- NTT東日本およびNTT西日本(以下、NTT東西)は、時報サービス「117」について平成21年1月1日(木)に「うるう秒」の調整を行います。
- 昭和47年7月1日に第1回の「うるう秒」の調整を行い、今回で24回目の実施となります。なお、前回は、3年前の平成18年1月1日に実施しました。
- 1.概要
- 日本標準時の維持・通報を実施している独立行政法人 情報通信研究機構が、平成21年1月1日(木)に「うるう秒」の調整を行うことに伴い、NTT東西の時報サービス「117」においても「うるう秒」の調整を実施します。
- 2.調整方法
- 加入電話、INSネットの時報サービス「117」では、過去のうるう秒調整と同様に、平成21年1月1日(木)、午前8時58分20秒から午前9時00分00秒までの100秒間に時報サービス「117」の秒音を100分の1秒ずつ長くして、合計で時刻を1秒遅らせ、午前9時ちょうどに日本標準時に合うようにします。また、平成18年6月より提供を開始したひかり電話の時報サービス「117」では、独立行政法人情報通信研究機構の調整方法にあわせ、平成21年1月1日(木)午前9時00分00秒のお知らせ(ポーン音)を2回鳴らすことで調整を行います。
本当は1秒増えるという今回のうるう秒ですので,本来であればひかり電話の対応(午前9時00分00秒のお知らせ(ポーン音)を2回鳴らす)が正解だと思うのですがどうよ!?
NTP(Network Time Protocol)の仕様としても,増える1秒(午前8時59分60秒相当)と次の1秒(午前9時00分00秒)では,前者のデータでは閏秒フラグを立てているという違いだけで両方とも秒としては同じデータが配信されるのです。ね,同じでしょ?
ていうかひかり電話の時報って聞いたこと無いんだけど,実はルータとかでNTPクライアントを走らせてて音声に変換してるだけとかだったりするのでしょうか。
うるう秒を体感しよう!
レッツダウンロードあんどリッスン!
♪ NTT時報サービス(通常/閏秒Ver)録音データ
[File:MP3形式 2.3MBytes]
まずは聞いてみて下さい。
音声は左側が2008年12月31日午前8時58分から録音した通常通りのアナウンスで,右側が2009年1月1日午前8時58分から録音したうるう秒対応の特別アナウンスです。
最初20秒間は同時に聞こえるけど,それから段々にずれていくのがお分かりになるでしょうか。参考に左の図がこの音声データの波形です。適度に縮小したのでグラフはだいたいな感じになってますけど,ずれていくのが一目瞭然です。
ずれはじめの最初はエコーみたいでまあよいのですけれど,さすがに0.3秒とかずれると気持ち悪くなってきますよね?そして0.5秒ずれでなんか等間隔になって,その後実際は遅れている元旦音声が早くなっているように錯覚するぐらい遅れて,で,通常時の9時と1月1日の9時がちょうど1秒ずれて,ハイ調整終了,と。
それにしてもケータイ(au)の音声の録音だけど,やっぱりPHSか固定電話で録音すればよかったと激しく後悔するほど音が悪いなぁ。でもどっちも音声出力めんどくさかったのでしょうがない。いつになるかわからないけど,次回への宿題ってことで。
2009 January 1st [Thursday] 09:00:00 Leapindicator:01
うるう秒の原理
もともと昔は太陽と地球との位置関係で1年・1日の長さが決められるような生活をしていたのは
皆様異論のないところでしょう。
で,時間の最小単位が1日ではどうにも不便であろうから,1日を24等分して1時間,1時間を60等分して1分,さらに1秒。とかいうように決めて生活していたのだと推測されるわけです。あくまで推測。
その後,ルネッサーンス!ジャナクテ産業革命とかいろいろ技術の進歩に伴って厳密な1秒の定義が必要になって/出来るようになって原子時計を使って1秒を定義したのですね。
きっとそれまで使ってきた1秒に近くなるように
「秒は,セシウム133の原子の基底状態における2つの超微細準位間の遷移に対応する放射の,9,192,631,770周期の継続時間とする。」
などとイッパンジンには意味の分からない定義を行ったわけですよね。
で,現在の生活の時間の基準となっているUTC(Universal Time, Coordinated / 協定世界時)はきっちりとこの1秒間隔でカウントアップされているのですが,地球の自転公転というのは実際問題きっちりと正確に同じ周期というわけではないので,この地球の動きによって決定される時刻UT(Universal Time / 世界時)とUTCを同期させるためにUTCを進めたり遅らせたりという作業が必要になってくるわけで,この調整される時間がうるう秒。
ちなみにこれに対してTAI(Temps Atomique International / 国際原子時),1958年1月1日0時0分0秒にUTと同時刻に合わせ,それ以降正しい1秒間隔でカウントアップし,うるう秒などの調整を行わない時刻。おかげでUTCとは現在34秒ずれています。
まとめ。
・ -0.9秒 < UT - UTC < +0.9秒 :この範囲内になるように「うるう秒」で調整
・ TAI - UTC = 10 + 増えるうるう秒の回数 ー 減るうるう秒の回数 = 34秒(2009年)
・ UTC + 9時間 = JST(Japan Standard Time / 日本標準時)
実感が湧かない人は
独立行政法人情報通信研究機構の日本標準時のページで確認。
2009 January 1st [Thursday] 09:00:00 Leapindicator:00
けっこうみんな病気
【うるうびょうびょう】leap seconds sickness
ある意味感染中ですよ。見ているあなたも。
でもよかったですね,せかいにはなかまがたくさんいる。とくに,こがねいには。
おかげさまでひかり電話の時報アナウンス聞けましたが,知らないと聞き逃しそうですね。
もっとはっきりと「ポーン」音が欲しい!
